生暖かい南風に 煽られた雲が忙しそう 言うこと効かない髪の毛 ジャマそうに顔を歪める ゆらりゆらりテンポは決めずに ポツリポツリまだ焦らない君の歩幅 今日は帰ろう また遊びましょ 仄暗い部屋 時は止まって 荒野を抜けて 夢から覚めよう カーテンを開け 世界を回そう つれない二人は部屋の中 目をつむる前が懐かしいね 痺れた腕を引き抜いて 少し寂しそうな目を見た 長い時間 眩むようだ 窓越しに目を細めてる 無邪気に吐き出す濁った言葉さえ それすらたまらなく愛しい のらりくらり 僕をかわすフリ それはつまり 遊び足りてないってこと? 泣いていたのかい 潤んだ瞳 恥ずかしげに 袖を濡らす 空も泣いて ようやく焦る 帰ってから 続きをしましょう 君が何か囁いてる 雨がうるさくて聞こえないから 鼻をつまんでキスをする その瞬間雲も晴れ これが2人の空の色 朝日も夕日も分からぬ今 雲も青く染まる頃に とびきりの笑顔が見たい 灯りをつけよう 無邪気な笑顔を見せて