そしてまた太陽が昇れば 我儘はもうお終い 糸紡ぎの小人達が 目を覚ます頃よ 赤れんがの離れ家は 束の間の秘密の部屋 6時の鐘が鳴る前に 最後のワルツを 正しすぎる理想など 何時だって邪魔になるの きっと誰かが思うより 難しい仕掛け サテンのワンピース 揺らすリズムのmagic 麗しいその手に 導かれてたいわ そして君は笑うのです 容易いものと 期待を余す者達に 可愛い娘演じ上げても 出来合いの色香などは 垢抜けないでしょう そして君に尋ねるのです 拙く足を運ぶ 等身大の私などは お好きでないかと パテントのハイヒール 鳴らすリズムのpassion 慎ましいその眼に 映りこんでいたいの 夢見がちな者たちの 喝采に埋もれながら 幕の下りぬお芝居に うんざりするの そして君を求めるのです 甘く嗄れた声に 手懐けられる私は 上目遣いも空涙も 気取った嘘も使えない そういう世界を望んでいたの 見つめていて 本当の私を