大人のうた

歌詞

生き物は平気で殺して食べる大人に 人間は殺しちゃいけないと 教えられた 女に生まれたこの顔と身体で何でも 手に入るこの時代に 60分を 1000円で売りながら私は黙って皿を 洗っている こくごさんすうりかしゃかいで 100点とるのは得意だけど 目を合わせてくれなくなったあの 子のことは最後まで分からなかった 当たり前を当たり前って 思うななんて言われても 当たり 前なんだからしょうがないじゃん 二十年生きてたら 今日から大人だと言われた 大人は泣きたいときに 泣かないらしい いつかの言葉で私が壊れたとしても あの人は関係なく 笑っているのでしょう 死ぬより大変なことだけど 昨日見たドラマの続きが 気になるからもう少し ここにいる 別に隣のあの子でも良かった 誰でも良かった でも私が選ばれたのには なにか意味があるのだろう 「使えねー新人だな」って ぼやくあの人たちの目には 私も映っていたのかな 私も映っているのかな 二十年生きてたら 今日から大人だと言われた 大人は泣きたいときに 泣かないらしい いつかの言葉で私が 殺されたとしても あの人は関係なく 笑っているのでしょう 死ぬより大変なことだけど 誰かの痛みで私が涙したとしても 大人になれるわけじゃないけどさ でもやっぱ私は私を 諦めきれないから 右足引きずったままで 大人になれないままで ここに立ってる