鳥籠を覗く 自分は恵まれていると 部屋で呟いた 人はいつまでも惨めだ 誰が作った "自由"と呼ばれる住処を たった二文字だけ 贅沢だって 言うの? この狭い部屋でずっと 脳死してたって 生きて行けるみたいだ 囲まれている 誰もが気づくことは無い 仕切られている 溜息の逃げ場も無い お前が作った "自由"の見えない境界線を たった二文字だって 囲まれ仕切られる I know 惨めな僕らきっと そこがお似合いだと 互いに線を引いた 苦悩苦労をするのが正常 睨み騙し貶すのが平常 気づけばここは何処かの戦場? 違うよ 自由とされる世界の現状 籠の中でさぁ踊れや踊れ 疑心暗鬼の鬼となれ 聞こえるはず無い音塞ぎながら 抜けろ抜けろ抜け出すんだ 小窓を見上げ あいつは恵まれていると 飛べない翼 見つめて今日も過ぎゆく たった二文字だって 贅沢だって 言うよ 惨めな僕はずっと ここがお似合いだと 自分で線を引いたんだ