黄昏よりも もっと夜 窓枠をこえて 天井には星 虫は静かに 街灯に集合 止まることのない 高速道 いつぞやの記憶 それさえも静か まぶたの奥には 今を映す影 大きくも小さくもない 157 自分がいるだけで 157 照らすも闇も 選んで落ちる 雨の後の匂いも まだら 星がめぐる 動く おしみなく 夜を 流れる汗を ゆるす 夢中になって 太陽の子 蛇口からこぼす 優しい音だけ 昔からきっと 変わらないことで 電線を歩く 123 いけすにはコイ 123 いつか見た町 空からやまびこが キンコンカン 外側を飾り 内側で踊る 喧騒はずっと 向こうの出来事 大きくも小さくもない 157 自分がいるだけで 157 照らすも闇も 選んで落ちる 雨の後の匂いも まだら 星がめぐる 動く おしみなく 夜を