サンタクロースがいるなら 僕が欲しいものをくれるかな 子供の頃は想像もしなかった そんなプレゼントだけど 一緒に店先で選んだ アロマキャンドルも良いけど 僕が本当に欲しいものはきっと 君が渡せないものだ 「来年も一緒に来ようね」なんて 歯が浮くような台詞を ざわめく街にそっと紛れ込ませて 吐いたけど 素知らぬ顔 胸が痛くて 抱きしめたい 触れたい 恋人として でも、ほら、またはぐらかされて 聖夜にかける願いは届かないまま もどかしさを照らすイルミライト 叶わない恋をそう、もう何度も 味わって強ばった心を 「これ 以上好きにはならないでくれ」と 咎めるけど 咎めるほど 胸は痛くて 戻れはしない 言葉さえ交わす前 名前すら知らなかった頃へ 並木道 はしゃぐ君を皮肉なほどに 美しく彩るイルミライト 教えたい 僕が 今欲しいもの きっと君も知っているもの でもなんで あぁなんで 臆病な僕は その横顔 見惚れたまま 抱きしめたい 触れたい 恋人として でも、ほら、またはぐらかされて 聖夜にかける願いは届かないまま 切なさを照らすイルミライト 欲しいのは君がいる未来