昨日・今日・明日

歌詞

秋　落葉たちがささやく声　遠い電車の響き とても静か･‥‥･ 小さな星が　ひとつ　ふたつ 小さな灯りも　ひとつ　ふたつ 私の星座は水がめ座　雲にかくれて見えません とても淋しい夜です 眠ろうと想って眼を閉じるとあなたへの いろんな想いが小さな独楽のように 頭の中をぐるぐるまわりはじめます 今日　あなたに逢っていつものように お茶を飲んだ時　珈琲カップを持っている手に おそろいの指輪が見えませんでした せっかく二人のイニシャル刻んだのに…… 愛の片方が急に消えてしまったようなの 私もそっと自分の指輪　テーブルの下で外しました 可哀想な指輪　愛のしるしだったのに ひきだしの奥にしまわれて…… 夏の炎のような風がいつか秋の匂いになり 並木道も木の葉をおとし 青空も遠くまですけて見えるのに 私は愛を見失いそう…目かくしされたみたい… もう日記はつけません 悲しいことばかり書いてしまうから 今夜から楽しい事だけ考えるようにします 明日お電話します 自分でせつない文字を書くより やさしい声にふれたら ほほえみを想い出しそうだから 明るい奈々の方があなたも好きでしょう もしもあなたに忘れられたらどうしよう 私の心はつばさをいためた小鳥 あなたの胸に向って飛んで行きたいのに いつも悲しみにさらわれそうでふるえてしまう 悪い夢を見たらどうしよう 眠るのが恐い！もういや！ 月の光がしのびこんでくるカーテンのすきま そっと目をあてて外をのぞきます 雲が晴れてあなたの星座が 私の心を照らしてくれました あなたにおやすみなさい　愛しています 昨日も…今日も…明日も…