誰かに乗っけて欲しかった 欲しかった どっかに連れてって欲しかった 欲しかった 船を見上げてた 港にて 時計はどんどん進んでく 進んでく 隣の姉ちゃん進んでく あっ 抜かされた 気づけば波は足元に 妙な空気がカモメを呼び寄せる しょうがねえ しょうがねえ 船をこぎ出せ この船はもう戻らない この港には帰らない 自力で舵取れ ヨロヨロと 海は荒いが 3時丁度 船が出る 思い出数えて指折った 指折った 懐かしがってりゃ楽だった 楽だった そのうち潮が満ちてきた 妙な天気だ こりゃ相当荒れそうだ どうしよう どうしようって 迷うのに飽きた 船出の時間だ ボロ船には載せられない 色んなもんを捨ててゆく 涙もちょっとはしょうがない 海風グラリ この船はもう戻らない この港には帰らない 自力で舵取れ ヨロヨロと 海は荒いが 3時丁度 船が出る 出て行った 出て行った