その気配が感ぜられた 四六時中思い出しては 空の色さえ変えた 心の変わり様に呆れた 二人にだけ聞こえるよな 囁きを絶えず繰り返して 誰の目にも見えない 手つかずの場所へ迷い込んだ 次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから 構わずに 構わずに 話を続けてよ 身に覚えが無いでしょうけど 知らぬ間にいくつも傷ついた 人づての喜びに 蓋をする私を見届けて また拾い物 気休めの切れ端を 少しずつ 千切ってしのいだ まだ見ぬ幸せなど 野暮だと心得ていた どちらにせよ あなた以外に 次の迎えを待つのは 野暮だと心得ていた いずれにせよ あなた以外に望みは無いから 構わずに 構わずに 話を聞かせてよ 誰もいない場所へ 私を連れ出して