自転車で坂道を行く少年 ものすごい速さで 好きな人のことを思うだけで 心はおどるばかりで ほんのささいな今日の出来事で 世界は輝いて 胸にひめた思いは 伝えられなかった。 見なれない部屋の中には少年 窓は閉めきったまま 手を伸ばした本の物語は とても退屈なもの 一人暮らしの君の不安は はかり知れないけど 遠くの町の君は 知ることもなかった。 大人になるということ たとえどんなに離れていても 頭の中を駆け巡るのは 一人きり君だ 離ればなれになる人も めくるめく巡り会う運命も 君をとりまくことの全てが 奇跡そのものだよ つまらないことにこだわる少年 悩みはつきなくて 行く先々で壁にぶつかって 立ち止まるばかりで 誰よりも自慢できることも 昔話ばかりだなぁ どこにいても何をしても 楽しかった。 たどり着いた夜はどこまでも 全て消えてしまいそうだった 大切なものが分からなけりゃ、 目を閉じてみておくれよ 嘘もほんともすべて投げ出して やりたいことだけをやるだけで 不思議なくらいすべて すべてうまく行く たどり着いた夜はどこまでも 全て消えてしまいそうだった 大切なものが分からなけりゃ、 目を閉じてみておくれよ 嘘もほんともすべて投げ出して やりたいことだけをやるだけで 不思議なくらいすべて すべてうまく行く でも時間は限られている みじかくてながいその中で 夢を見るのも見つけるのも 君次第なんだよ いつの時代に生まれようとも どこの世界で亡くなろうとも 君をとりまくことの全てが 奇跡そのものだよ