包まれていたいけど あなたには棘があるから 血が流れようとも 滑らかな棘に触れていたい 口づけてほしいけど あなたには毒があるから 命磨り減っても 美しい毒を味わいたい 最後に 最後に 一人きりで産まれ落ちて 一人きりで死んでいくんだ だけど途中であなたと会えた でも向こうへ持っていけないな 僕らの証を ここに突き刺して あなたの好きな歌を置いていくから たまに口ずさんで 燃えても残るは 素敵なことでしょう 拾うのはあなた 先にいくから 忘れないで 思い出してほしいんだよ 青春の中で息をした 汚れた靴でもあなたと歩けば目線はあなたに 「覚えていてほしいんだよ あなたが僕のすべてだ」 こんな捨て台詞吐いて去ったらまた言われてしまう ずるいよ 僕らの証を ここに突き刺して あなたの好きな歌を置いていくから たまに口ずさんで 記憶で会えるは 幸せなことでしょう これからは一人 先で待つから お気をつけて 照らすよ 照らすよ あなたの少し先を 歌えよ 歌えよ これは僕らの歌だ 燃えるよ 燃えるよ 僕らの芯を残して 歌えよ 歌えよ 僕らの証を 生きる途中であなたと会えた でも向こうへ持っていけないな