声 聞こえた気がして振り返るけど 影 どこか消えてく 待って 君は誰? ずっと知ってた気がするの なぜ なぜ忘れてる? 標識どおりの良い子を目指してた 上手じゃないけど進めてるはずだ 「こっちじゃない」 そんな声がした 苦手なことで比べられてる 「こっちがいい」 今更でしょう 惑わせないで 「こっちじゃない」 流されていく自分が嫌だ それでも だめだ 「こっちでいい」 乾いた道が安全、なはず 声 聞こえないふりを していたけれど ちょっと ちょっと無視できない 気付かれないよう 溶け込んでいるのに どこにもいない自分がもどかしい 「こっちじゃない」 舗装されてる生き方だけで 良いのか? でもね 「知ってるでしょ」 分岐点には まだまだ遠い 「こっちじゃない」 馬鹿にされても やりたいことはあるのに なのに 「こっちじゃない…」 わかってるけど 踏み出せないよ 耳元に吐息がかかる 聞きなれた 甘い歌が 埋めたきり忘れていたよ 自分の好きな自分 「こっちじゃない」 本当は痛い ささくれずっと気になってたよ 「そっちがいい」 まっすぐだけが 正しさじゃない 「こっちじゃない」 信号だらけ 待ち続けるのやめよう それで 「自分でいよう」 歪んだ道 歩き続けよう