根室の空を飛んだり 西湖で富士を見てたり 目黒へ迷い込んだり 馬込に電話をかけたり 気まぐれな小鳥達が 感じる微かなめまい さみしがり屋の豹の せつないまなざし 変わりつづける 夜の扉を覗いたような 思いがけない恋が僕等のあこがれ 目と目を見つめ合わせて 手と手を離してみたり 木と木の間をぬけて 歯と歯が音をたてたり 嫌われたトカゲ達が 愛する自分のデザイン 虫歯だらけの猫のみどりのため息 今宵限りの夜と知ってる記憶の底に 忘れ去られる恋が僕等の悲しみ あとでと謎をかけたり またねとサヨナラしたり レトロな曲が流れて ファとミはドレミのため息