有刺鉄線の先 更なる高みへ 競い合う二人 言葉などいらない 相手の横顔だけ見据えて 与え合う刺激 手を伸ばしたなら 届く距離にいても 決してその手を 取り合うことはない 互いを認め合ってた 「キミの代役は 他の誰にもできはしないから」 共に走って 知って嫉妬して 背中をずっと追っていって 並んで 『なんだこんなもんか』って 笑って 「果てはない」って 言ってハッとした 最初は敵視してて 素直になんて なんでなって、って 不思議で “覚えてる?” 「覚えているよ」 「“キミと歩んだ あの日々を”」 〈♪〉 蹴躓きながら さながら夜空に 届きそうな程 走り続けてた 例えもう隣に ねぇ、キミがいなくなっても “なんでそんな 悲しい目をして 空を見上げるの?” 先を走って くっていったって 限度あるってなんて勝手 走っても走っても 追いつけないよ “ウチの勝ちッ!って なんて冗談じゃん ちゃんと笑って泣いてないで 目指す場所があって 頑張っていたんでしょう?” 「忘れない」 “・・・・・・忘れていいよ” 「キミのその姿を」“私の存在を” 〈♪〉 “振り向かないで。 ここはまだ道の途中だから” 前を向こう 辛いけどキミが 望むのならば・・・・・・! 隣でもっと もっともっとって 一緒にずっとずっとずっと 進めると理屈なく信じてた どうしてなんで なんでなんでって 喚いてたってなんもなくて 手を伸ばしても もう届かない距離 共に走って知って嫉妬して 背中をずっと追っていって 並んで 『なんだこんなもんか』って 笑って 先を走って くっていったって 限度あるってなんて勝手 走っても走っても 追いつけない 忘れない─── 忘れないから。 最高のライバルを