あの校舎で見た白い紙ひこうき ただ空に弧を描くだけ 思い出を詰めて 夕暮れまぢか君といた教室で ふざけて黒板に相合傘を書いて とても好きなのに うまく言葉にできない 静寂の中で鼓動だけが鳴り響く きしむ廊下の音 いつも遊んでた君 プールの匂いが鼻にツンと残ってて 君を見ていたいよ ずっと君を見ていたいよ あのわずかな時間は 今にも散る花の様 どんな形に変わっても大切にする いつしか星と君だけがそばにいて すべり台の上で天の川を見ていたよ 今年の夏は君と星へ行けたらな 一緒に手をつないで飛んで行こうよ 目と目見つめ合い 肩に手を伸ばして ゆっくりとやさしく唇と唇が 触れて天までのびる 君を思いきり抱きしめる あのキスした時間は 君への夏の思い出 空が曇っても僕が幸せにする 熱い海辺の砂 照りつける太陽 雲間から見える一筋の光線が 七色虹のように うっすらと照らし出す あのキスした時間は 君への夏の思い出 空が曇っても僕が幸せにする