夜空から落ちる刺すような雪 視界が濁るのは吐く息のせい? 足早な人々 この青い箱は 行き場を失ったまま 遠くで眩しいイルミネーション 本当なら2人で見てたかな 光の灯らない薬指 どこで間違ったんだろう 煌めく街も響く鐘の音も 今はその全てが何の意味もないよ 君がくれる彩りも景色も いつの間に忘れてたの? バカだね 寂しい足跡作り続けて 左手にカイロを握りしめてる 君がずっと欲しがってたもの やっと手に入れたのに 「幸せになってね」なんて君に かっこつけて言ってみたけど やっぱり胸の痛みは雪に 溶けてはくれないんだね 聞こえてくる歌も飾られたツリーも 今はその全てが何の意味もないよ 君の前で伝えたい想いが 今になって溢れるのはなぜだろう 指輪の内側に 刻まれた言葉は もう届くことはない 本当の居場所は ここじゃないはずなのに 叶うのなら そばにいて 煌めく街も響く鐘の音も 隣にいるだけで ただそれだけで 君がくれた優しさも切なさも 意味がある そう思えたら輝く 星空が包み込んで輝く