赤い目擦って眠たいね と君と笑った二人で 私に無いものを持っているくせに 何が足りなくて先に逝くの まじないを聴いてブラッドムーン 血の気が引いてふらっとする 煙草咥えて 花束携えて 親友なんて建前で 逢いたいなんて思っていないよ まあ大体三年経った今も 馬鹿みたいにつまらなく並んだ 日々の中で 笑いたいなって少し思うよ ただ痛いままで過ごしていこうと 空になった 大人になった方が 楽なんだろうな と思っていたんだ あの頃は 通りで買ったローファー ご機嫌だそうだ 涙して問うた 言葉はいらない 代替品すら持ってないよ 些細な痛みに気付けないの 馬鹿みたいにつまらなく並んだ 日々の中を 探したいなって少し思うよ ただ痛いままで過ごしていこうと 空になった浴槽を眺める 君はここに沈んでいった 肩まで浸かったそれはまるで 眠たい君の目みたいで 無いものねだりでいいなら ほんの少しでもいいから 本当は君に逢いたい 嘘つき 罪な人 月に泣く