辿り着いた処が 出発した場所と 同じと知った時 帰り道 帰り道 嗚呼 もう無い ただ僕達は既に 囲いの中のライオンではない 全てを食べ尽くした 飢え死にする恐竜でもない 山の向こうの 草花の約束された 土地のために トンネルを掘るほど 愚かでもない 古いノートに 殴り書きした言葉は 時の毛布に 眠り続けた落書き 揺り起こして 語り明かそう 今日は 閉じる瞼に 後戻りする季節は 裏の河原で 風に流れた 走馬灯 誰の顔だろう 思い出せない 夜 海の広さに 戸惑い色の浮き袋 波に儚い 投げて描いた 憧憬 遠い絵模様 重ねあわせて 今日は 残された憧憬を訪ねて 心の中を歩いています 今日は 残された憧憬を訪ねて 心の中を歩いています 今日は