魔法によせて

歌詞

すこし話そうか 星でも見にいこう 疲れた僕の手 そっと引いて君は言う 夢の続きへと足を滑らせて 帰れないままの心へ 小さな車走らせて 少しずつ街の灯は遠ざかって どうして 悲しくもないのに 涙がこぼれそうだ まぶしい日々を抜け 眩んだ僕の目が こぼした星の粒をなぞって 静かに絵を作る いつもそばで君は 足りない言葉で傷つけないように ただ 名前を呼ぶよ 幸せの権利は僕にもあること 気づいてないふりをした 救われないままでいたくて 傷を負うほどに 君を傷つけて 落としたものだけ数えた 小さく牙を剥く愛に 優しさを掲げて逃げ回って そうして 気がつけばどうだろう? すべてをなくしそうだ ありふれた日々をめぐる哀しみ 集めて閉じ込めるくらいに 光るくだらない思い出 遊ぼう 笑おう 君と手にした魔法で 僕はまだ 静かに絵を描いた 君のそばでひとり 見慣れた星の粒をなぞって 馬鹿みたいでもいいよ 君と笑えるなら 恥ずかしい言葉で抱きしめるよ いつでもそばにいて 全て終わる日まで どんな言葉で傷つけられてもいい まだ 名前を呼ぶよ