下りの電車 切れかけた蛍光灯が 繰り返す点滅 ぼくはまた 目を閉じ 恥じる ひとつひとつが 青すぎた 愚にもつかない物語 それでも聞いてくれて ありがとう 音楽が止んだら さよなら 叶わない夢を抱き 誠実を濡らして騒ぐ この町の灯りが 消える頃に落ち合おう なにもかもが眠りにつけば 踊れるのかも 無言で並ぶ レジの列 目も合わさず 店を出る 同じ町のようで 違う景色 違う日々 羽を休めては 飛び立つ にわか雨が 辺りの熱を逃がす 正しく壊れていくだけ それでも 変わらない夢だけが ぼくをここにとどめる 戻れない旅の日を 結局 愛してしまったな 錆びついたフェンス 飛び越えて ジーンズを泥で汚して 大声で叫ぶような それだけの日々 くだらない、ときみは笑う? ぼくはまだ歌を歌える