Ah 夜更けのコーヒーの香りがそう 思い出させる Moonlight 射し込む窓辺には しおれたコスモスがひとつ Ah 空っぽの部屋 不意にため息さえこだまする かすかに残ってる 昨日の余韻が 別れ際 涙なんて似合わないでしょう 言いかけた言葉 飲み込んだ 息もできないほど いつからか あなたは遠い街 見ていたの 私は知らなかった それだけなの おそろいに並んだスニーカーは 別々の道をゆくよ 決めたの 笑って送り出すと Ah 秋の夜風と消えてった街の灯に 告げるよ Good Night 朝日が昇る頃 眠りに落ちるの 置き去りの時間の中で枯れかけた ひとひらの気持ちを照らしてる 月の魔法できっと 本当の 思いを届けたい 今すぐに もう一度だけ そう 一度だけ 初めての口づけを交わした あの日にも きっと誰かが こうして夜空を見上げていた いつまでも あなたは戻らない そうだよね 二度と会うことはない それでもいい 叶わない願い 繰り返して手を伸ばす こんな夜は こんな夜には 甘く愛おしい 夢に抱かれて眠りたい