立ちふさがる大きな人影 正体は まばゆい過去に照らされた自分 どこに逃げても 後からついてくる 飲み込まれそうなほど ただ過去は美しい 立ちふさがる大きな人影 諦めてしまえよと 手招きをしている 邪魔しないで 関わらないでよ あの日の私が 私を見下ろしている 辿り着くことは この先ずっと ないのかもしれない これは絶望か 幸福なのか 分からないから 行くしかないんだよ 呼吸することも楽じゃなくなってく 私は歳を取る 声はしわがれて 杖にもたれて 力尽きるその時でさえ 辿り着くことは この先ずっと ないのかもしれない これは絶望か 幸福なのか 分からないから 行くしかないんだよ これは絶望か 幸福なのか 分からないから 生きるしかないんだよ