夜のとばりに 明かりが 落ちて ほら 祝うようね 奏でる音は 石畳と げた 音色に重ね 隣の袖をもって 見上げるこの時は 無言の中の 過ごす時間も 案外良いもんね ゆら ゆら 輝く 残り花火が 二人の手元を 照らし始めて それでも この声だけが私の 貴方とつながる 寄り住処なの あの日 僕らは純情で だけど 何故だか冷静で そんな君を透過して あの日の空へ 紡ぎ直すの 上着を着いて 見上げる空は もう 茜になって あれから今は 変わったかもと でも 見た目だけね 今日は 靴を履いて 違う音を奏で 石畳を 歩く速度は 少し遅いかもね アジサイには雨 月には夢が 夜空には星 闇夜は光が 貴方の横には ゆら ゆら 輝く 残り花火が 二人の手元を 照らし始めて それでも この声だけが私の 貴方とつながる 寄り住処なの あの日 僕らは純情で だけど 何故だか冷静で そんな君を透過して あの日のそらへ 紡ぎ直すの
