星河は君のために

歌詞

夢中で祈っていた 憧れには 届かないこと 知ったはずなのに あの星から目を離せなくて ただ果てしない空を見上げていた 「今夜は願い事をしよう」 あの笹に紐を結わえて 神さまに見えるようにって 高いところへ 大きな字で 今ではもう取るに足らないこと 何もかもあの頃になって 草木に絡んだ夢 錆び切った心 それでもう良いんだよ いつか願いは空振り続けて 絵空事だと学んで 綻ぶ結び目と 日々の影に消えていく君の その手を取りたいんだよ 今更では遅いのかな 叶える役はもう無いのかな それでも微かに軒端に揺れていた あの日描いた本音は その願いは約束になって 確かに映ったの 夜を照らす一番の星に 遅れてごめんね やっと辿って来れたよ 俯いていた君を叶えに来たんだ はじまりを恨んで 果て無い夢に疲れ切って その痛みも呪いも後悔も全部 僕が隣にいたいんだ 憧れること 星に願うこと それこそが君だから 日記を書くように 語りかけるように 夢は君になるんだよ 「何度だって いつまでだって その願いは 君を照らす一番の星だ」 光を超えて この音を超えて 物語の奥にいる 俯くあなたにだって 届けたいんだ 今夜、願いごとをしよう