静けさが降りる午後11時の空 名前を呼んでも風だけが返す 君がいた景色モノクロに染まって 時計の針だけ意味もなく進む 一秒ごと君の影が濃くなる 心の奥閉じかけた扉が軋む 思い出だけまだここにいるけど 触れられない永遠の距離 会いたくて泣きたくて この夜に飲まれてく 声にならない愛しさが 胸の奥で崩れていくよ 灯りも消したまま君を探してる 笑ってた君が夢の中だけ 交差点の風景ふいに涙誘う 未来を語ったあの日が遠い 何をしても満たされない夜に 君の名前そっと呟いた だけどもう届かないんだね 静寂が答えをくれた 会いたくて叫びたくて この痛みを抱きしめる 止まらないよあふれ出す 記憶の中君は笑ってる 優しさだけが残って 刺さるほど美しい 忘れたくない忘れられない 「またね」が嘘でも 会いたくて泣きたくて ただ一人君を想う 終わらないよこの夜に 君の影と眠るよ
