描いていた。 ずっと見えないままだった。 歌っていた。小さな狭い箱庭。 歩いていた。 とっても寒い夜だった。 揺らいでいた。 うっすら白い空は心奪ったんだ。 深く息を吐き出した。 ただ悔しくて、寂しくて、 もどかしい日々を味わうよ。 この苦しみと、 悲しみの根拠なんかさ、 知らないけど、 あの嬉しさも、楽しさも、幸せも、 かけがえはないから。 世界にひとつの存在を信じている。 わかってあげる、わかってあげる。 ずっと歩き続ける、この愛と。 そうだった。 結局、一人きりだった。 そうだった。 空虚な問いかけだった。 とっくに気付いていた。嗚呼! どれだけ後悔しても たまには失敗しても 大事な宝物 見捨てないで。 どれだけ疲れても とにかく真剣だけど 届かない感情はもう諦めようかな。 ただ温もりと、まどろみと、 優しさに、この身を委ねた。 あの憎しみと、 強がりの真意なんかは、 言えないかな。 この苦しみも、悲しみも、 虚しさも、かけがえはないから。 私が解き放つ輝きと光はきっと、 ずっと、失ったりしないから。 その愛を頂戴よ。この愛と生きる。