履き慣れた毎日に 踵返すアスファルト 今日はどこへだって行ける気がした 果てしなく足音を鳴らして つつがない予定調和の日々 吸って吐くだけの日常は嫌だ ふと気付く透明な足跡 どこか私を呼んでる気がして 待ってよ! 思うがまま駆け足で 追いかけてみたら 未知なるパノラマ 白線を踏み越えて 加速していくアルペジオ 騒ぎ出す鼓動が頬を掠めた 初めての かげろい、みちくさ、かがやき。 飽き足りた現実に 今は少しさよならを ただ真っすぐに帰りたくない 遠回り 軽くなる足取り 憧れた道と進む道は きっと誰もが違うからこそ まだ白い地図に記す色は ただの一つじゃもったいないな おいでよ! まだ好奇心がぼやけて見失う前に 探して 澄まして 未知の鳴る方へ! 空白を塗り替えて 迫り鮮やぐレゾリューション きっと気まぐれた寄り道同士 この場所に踏み積もる たまに走って 足踏みをして 迷うことだって無駄じゃない すべてが私を成す足跡だ 履き慣れた毎日が 私を呼ぶリフレクション 憂いな日々も越えていけるような 満ち足りた 真夜中、耳鳴り、残像。 目が眩む幻日に 踵返しさよならを またただいまって歩き出すんだ 帰り道 背中押す足跡