ボロい携帯でいつも写真を撮った 自信がないから思い出が欲しかった 特別な場所で特別になりたかった なかなか手に入らない 愛と優しさは違うって 気付いてしまった 求めているのに 君がいないと安心した それは君もきっと同じだろう お揃いの物を増やしては 怖くなった 臆病な僕は 臆病な君を壊した 時間がかかってしまったな 知りたかったこと 知りたくなかったな 君は安心が欲しかったのに 僕は自信が欲しかった 昔のことは消えない 変えることも望んじゃいない だからもう 全部が0になればいいと思ったんだ 許せないふたり 似た者同士 夜に怒号が続く 耳鳴りのように 殴った拳の痛みだけが息をしていた 飛び出した君と遠くのサイレン 車道の真ん中 白線 裸足で歩いた 午前4時はほんのすこし明るかった 時間がかかってしまったな 愛に飢えて 壊れないよう守った 君は君を 僕は僕を 守りたいだけなのにな こんなバッドエンドが お似合いなんだよな 今がスタートラインでもさ 変わんないんだよな サツキの君と サツキの香り