掃いて捨てるほどもなく 貧して乞うもないようで かと思えば空で 僕らどうせ入れ物で 空を行くよ 夜渡り鳥の夢想は 月が落っこちて左右もなくなる 際して 言の葉は脆い 夜な夜な泣く泣く 綴る千の不安も 朝が来て霧消 怖いくらい無情に消えた昨日 空を行くよ 夜渡り鳥の夢想は 月が落っこちて、左右もなくなる あれ今、何を思ったんだろう はっとした文章に印をつける明日も 見て思い出すんだそれで安心と 空を行くよ 夜渡り鳥の夢想は 月が落っこちて行き先も知れない 掃いて 捨てるほどもなく (空を行くよ) 貧して 乞うでもない (夜渡り鳥が) どうせ 与えられない (月が落とした) ならいっそ 毒していこう