辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い うー麻婆! 昔々支那の片田舎で とんでもなく辛い辛い辛い辛い麻婆をつくるという あばたの婆がおったとさ その噂 聞きつけたようで 辛いものに目がない王様が どうしても食べたいと言ったから さあ大変 火吹け龍よ ヒーヒーホー 極楽浄土へ ピーピーポー あばたの婆が鍋かき回すと 城の絨毯がちり焦げた こりゃ大変だ 食いもんじゃねえ 家来は騒いだ それならばなおのこと その麻婆どれほど痺れるか 食べたい食べたい食べたいと辛党に火をつけた 辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い うー麻婆! 辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い うー麻婆! あばたの婆がよそった麻婆 毒味の輩はとうに逝ったよ 唐辛子が咲く三途の釜は 鼻も利かない死の香り それなのに とり憑かれたように王様は 食べたい食べたい食べたい 食べたい食べたいと手をつけた 火吹け龍よ ヒーヒーホー 極楽浄土へ ピーピーポー 火吹け龍よ ヒーヒーホー 極楽浄土へ ピーピーポー あばたの婆がほくそ笑んだよ めらめら燃える城の中 ひとくち食べれば目玉が飛びだし みるみると肌は鱗に すがたを変えた王様は 火を吹いて天に昇ったとさ 辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い うー麻婆! 辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い うー麻婆! うー麻婆! うー麻婆! うーうーうー ごちそうさま!