少年たちは 健気に走る まだ見ぬものを探すように 大人たちは 彷徨い走る 失くしたものを探すように 網を持って 僕はそれを見つけた あの籠の中で 今も捕らわれている 僕らの未来は あの日から止まったまま 空を見上げると 青い風船が飛んでいた この手の中で 掴んでいたのに 大切なものは 一瞬で吹き飛ぶ 少年たちは 無邪気に笑う 瞳に映る現実を 大人たちは 誤魔化し嗤う 瞳の奥の真実に 紙を折って 君にそれを託した あの鶴の中で 今も秘められている 僕らの世界は あの日から終わったまま 空を見上げると 赤い風船が飛んでいた この手の中で 抱きしめてたのに 大切なものは 一瞬で割れる 心の中から聴こえた声は 『これでいいの?』と 問いかけていた 夢を描いた 明日を信じた 膨らむだけの欲望 僕らの運命は あの日から決まったまま 今も手の中に 白い風船を持っている 想いを込めて 未来に繋ごう 願いも込めて 世界に運ぼう 時計の針が 答えを出すから 自分の意思で 空へ放て