暗い 暗い 暗い 闇に覆われた 深い 深い あの日の奈落の底で 不感症の野放図に喘いだ夜に 君の呼ぶ声が確かに聞こえた 気がした もう少し もう少し もう少し そう思ってしまったら 離れられなくなるから "やめにしよう 僕らは歪だよ" そんな風に言えたとして 自由になれはしないんだろう 打上花火で光る横顔 1分1秒が大切だった 大きめのイヤリングを揺らして 笑ってる 夏が気付かせてくれた 君が好きだ 茹だる真夏の夜の悪夢の中で 捨て猫も放っておけない君が 差し伸べてくれた手を掴んで 僕は今きっとこうして息が 出来ているんだ どうして どうして どうして 身体が戸惑ってる 君を求めてるのがわかる 声を聞いて目を見て手を繋いで それだけでこんなに夢中になってる 打上花火の終わるその頃 きっと君は寂しそうに笑うんだね 手に入らないはずの奇跡を願ってる 今さらわかってしまったんだ 君に触れたい 打上花火で光る横顔 1分1秒が大切だった 大きめのイヤリングを揺らして 笑ってる 夏が気付かせてくれた 君が好きだ