はじめましてこんにちは 特に取り柄のない 特徴もない 僕はただのロボットです 普通に生きてきて 普通に暮らしてきて 普通ってなんですか 食べたら美味しいの? 翻弄され、目隠しされ 振り返れば悩む日々だけど こんな麻痺した心でも 生きていたいんだ 誰も救えないし 例えば救ったとしよう 果たして僕は報われるのだろうか それでもその生き方を 初期設定したのは 間違いなく僕だったんです 誰かに言われたこと 何かで読んだこと 記録されて積み重なる ただのデータ 飛び出したい気持ちだけ 抱えてきたけれど 変わらなきゃ、 その鍵は意味を成さないよ。 あの場所へ帰りたくて 目を閉じては泣いたフリをした ボロボロになって もう修復不可能 うずくまることさえできない 真っ暗闇 ありもしない心臓を掴まれて 終わりばかりちらつく 痛みは感じないはず ああ、心がなきゃ良かったのに 僕が作ったのは 僕が嫌いな"僕"だ 繰り返す憂鬱も幻想さ 忘れよう 「電源を落とせば またやり直せるさ。」 本当にそれでいいと思ってるの? 虚しさを抱えて 誰もが生きてるの 機械仕掛けの毎日が過ぎていく その中にひとつぶ 光を見つけたなら きっと人になれるのでしょう