暑がりの夜ひとり ぼんやり見てた花火 悲しい時に 邪魔するいじわる小悪魔 誰かがね かけてった 魔法が少しは解けたかなぁ 誰かがね 置いてった りんごの匂いが少しした あんたが聴いてるらしい その女の声すらも 未だにちょっと嫌なの 嫌なの 芳しい人、ああ好ましい人 ここで りんご、食べるの待つの ここで 隣で笑う君が だいすきだけど 喉の奥 焼けたみたいな あたしは何かを堪えてる? ゆらゆらと 僅かな炎 歪んだ心を認めてる あんた以外の誰か あああたしの場違いか? 答えを未だ解けられないまま 呆れさせてよ、ああ次の花火までは あたし忘れるから 随分前の写真も ああ、あんたの声すらも 今でもずっと期限が切れないの だからあたしは ああ切り分けてみた 全部、苦くて甘いよ