泣きつかれた 顔のままで 夜明けまぢかの 街に出た ゆうべの雨 幻覚のように 舗道をつつむ 陽射しのセロファン なにもかもが 真新しい 輝きのなか たたずめば あなたからの サヨナラさえ 優しさ行きの チケットに思える 折れないで 折れないで 悲しみの風 吹いても いつまでも まっすぐなこころ もういちど もういちど うつむいた瞳をあげ 微笑むの 涙に鍵をかけて 【 ♪ 】 洗いたての シャツのような 素直な私 取りもどす その日までは あなたのこと 大事な箱に しまっておきたい 折れないで 折れないで 想い出に今 揺れても 忘れない しなやかなこころ この瞬間を この瞬間を そらさずに 見つめたいの 胸つたう 涙に瞳をかけて 折れないで 折れないで 悲しみの風 吹いても いつまでも まっすぐなこころ もういちど もういちど うつむいた瞳をあげ 微笑むの 涙に鍵をかけて