深夜2時 ひどく喉がかわいて目が覚めた 水道水はそれでもちゃんとまずくて にじんだ意思 冷蔵庫の明かりが怖かった ついでに言うとノイズにまぎれた 足音も ヤマシイ気持ちで見る 壊れそうな水槽のすみっこ 浮き草は いつかの誰か なんでボタンの掛け違いひとつで 蒼の世界 途絶えてしまったの? 急ぎすぎたせいじゃないなら 最初からちぐはぐだっただけかな 朝の5時 郵便配達のバイクが来て まぶたを閉じてみれば 懐かしい声に酔う 裸の文字 ベッドサイドランプが照らしてた 気まずそうに私の秘密を覚えてる 気づかないふりしてたの 甘くないはずなのに甘い味を 知ったこと 飲み込めない痛み なんでボタンの掛け違いひとつで 蒼の世界 途絶えてしまったの? 変わらないうちに変えたかった 間違いの魔法も今は許せたら
