思い出せなくて あの時の歌を あの昼下がりの笑い声を もどかしいままに遠ざかる時を ただ愛しく探していたんだ 何を失くしたわけじゃない 生きてきたこれまでの時 手に入れたものが多すぎて 不安で怖くなる こぼれていたの? 腕の中から 僕は何を落としたの? 変わることのない記憶があるから 変わらないあの日々があるから 僕は生きていける 歩いてきたんだ だからこそ先へ進める 思い出がまた僕から離れていく 消えないでと願う間もなく 何もかもが夢だったかのように 進めるのならば 進むしかできない 僕らに決める術はないから 時の望むまま 息が続くまま 流れのままに在り続けていく 闇に飲まれていくのかな 光に溶けていくのかな 行く先はわからないけど 歩いて 歩いて ただ こぼれていく 無自覚のまま 僕は僕を失くしていく 変わることのない記憶があるから 変わらないあの日々があるから 僕は生きていける 歩いてきたんだ だからこそ先へ進める 思い出がまた僕から離れていく 消えないでと願う間もなく 何もかもが夢だったかのように 思い出せなくて あの時の歌を あの昼下がりの笑い声を 僕の現実は積み重ねた過去の上に 居座り続け未来を待っていた 変わることのない記憶があるから 変わらないあの日々があるから 僕は生きていける 歩いてきたんだ だからこそ先へ進める 思い出がまた僕から離れていく 消えないでと願う間もなく 何もかもが夢だったかのよう
