風を受けとめ 揺れ動いてる 木々がざわめく oh 流れる涙 荒い空の中へ 消えていく 甘い話に手を伸ばして 次々に去ってゆく背中 輝き失う世界は 誰かのもの 崩れそうな塔の上から 夕焼けを眺めていた 暮れてしまう 切り立った時の手前で 揺れ動いてる今を 離さないで ひび割れそうな悲しみなら捨てよう 名前などない場所を探すため 長い旅に出る ただ気まぐれに交わした 夢だけを頼りにして 彼を追いかけ 止まらないページ 重なり合う闇を抜け か弱い腕もいつしか逞しく 振り上げ 文字の間を駆け上がって 音のない音を鳴らしてゆく 突き立てる剣に誰もが 熱をあげた 勇敢な君の願いが未来へ届くまで 倒れないで はるか彼方行き着くまでは 耐え抜いて あっけないくらいに再び遠ざかる 晴れ間を見つめて まだ終わりなど見えない 物語を憂いた あふれる光の中 どこか声がする 耳澄まして 儚い二人を包み込む 蜃気楼 名前などない場所で笑い合う 終わりを目指すよ ただ気まぐれに交わした 夢だけを頼りにして