猫のふりをして君は やたらひそやかな暗がりで 目を光らせて僕を待つ 猫のふりをして君は やけによそゆきの態度で 僕のお気に入りのシャツに爪を 立てる 猫のふりをして君は やがて僕の懐で眠くなる 猫のふりをして君は まるで何もなかったみたいに顔を 洗う *猫ならなんでも許されると 思ってる 猫だから仕方ないって 僕もあきらめる 猫のふりをして僕は少し物憂げな 顔をして そぼ降る雨粒 眺めてる 猫のふりをして僕は本当は 聞こえてるのに 耳だけ動かして返事はしない 猫のふりをして僕は さよならも言わずに旅に出る 猫のふりをして僕は まるで何もなかったみたいにまた 帰ってくるさ +猫ならなんでも許されると 思ってる 猫だから仕方ないって 君もわかってる 僕も君も 猫になってしまえば ほらね この世界は平和さ *repeat +repeat 猫のふりをして
