喉が渇いた 煽るような雨と 通り抜けては 突き刺すスペクトラム 僕に無いのは 何色だろうか 足りないことくらい分かってる 見えない 見えないフリをした あんなに眩しいのに 弾ける雫は 踊るように煌めいて 瞼を熱くするほどに 君を君を 映し出す 七色に染まれ 君へのプリズム ドアをくぐれば 足元の空に 湿る表情を覗く影 知らない 知らないままでいて これが僕だから 交わらない光は 関係ないと諦めて 大好きと言えずにすれ違った 手を伸ばしていたなら その色に触れられた? “もしかして”と淀むこの心 僕は僕は 嫌いだった 無いものをねだる 歪んだプリズム 逢いたい 逢いたい今になって 僕に足りないのは 晴れ渡る笑顔も 柔らかなその声も 僕を染める 原色のホリゾントライト 弾ける雫は 踊るように煌めいて 瞼を熱くするほどに 君を君を映し出す 七色に染まれ 君へのプリズム