懐かし空 雲は流れ 遠ざかっていく想いの行方 夕が暮れ帳落ちる夜 幾億の星 落ちてく 帰りし夢の終まで 会いに来て この手は強く 強く握るわ あなたはそこにいて 感じるのなら応えてほしい 重ねてみて ああ 誰のものなら許されるという 明日の私を 見捨てるとして愛してほしい 消えてしまう前に 雨音跳ねて風匂う 閉じこもった心憂う 十が揺れ垂る川面に映る連理の影 波打ち 朝には夢をなびく 嬉しくて 痛みは強く 強く揺らすわ 私を抱く身体 感じるのなら応えてほしい 重ねてみて ああ 忘れられないくらいにしてよ あなたを描くから 悲しむのなら笑ってほしい 気づいてしまう前に 触れた手は冷たくて知った 白くなる 忘れじの想い 零れてく 想いが落ちてく どこまでも どこまでも遠く 触れた手は冷たくて知った 白くして 吐息ごと溢れ 零れたら 想いが落ちてく 永遠のさよならをするわ 桜が舞い散る この目に映った この手は強く 強く握るわ あなたはそこにいて 感じるのなら応えてほしい 重ねてみて ああ 生まれたことに意味を与えて 今この私を 最後の時と愛してほしい 消えてしまう前に 目を閉じて そう ゆっくりでいい 少しずつ忘れて 思い出すのもしなくなるでしょう 口づけして いつかなどない だから今して あなたを選ぶから 言葉はいらない あなたに残す 私の傷跡