鳥も通わぬ 夜霧の中で 冷たく光る 古びた列車に 誘い 込まれて ふらふら 横に座った 老婆が話す 千年前の 列車の話 空を 走って いたのよ 聞いた 僕は ぐらぐら 感電しそうだ 光の爆弾が 悪魔が笑って 闇を切り裂いた 回ってる 吸い込まれ 落ちる 気付かぬうちに 車掌が立ってる 乗車料金 一円三十銭 今も 浮かんで いますよ 聞いた 僕は ぐらぐら 感電しそうだ 光の爆弾が 悪魔が笑って 闇を切り裂いた 炎の列車は 記憶を超えてゆく 回ってる 吸い込まれ 落ちる 回る 落ちる 回る ぐらぐら