波を見つめて戻る 横顔がゆらり 砂が靴に入るのと飛び跳ねて はしゃいだ 駐車場が見えたら 君は走ったね 空あつめるボンネットが 照らす思い出 秋はせつないから ドライブがにあうね 君の言葉 遠いメロディ ここだよ 僕の呼ぶ声聞いて 振り返る笑顔 当たり前で ここだよ ほんとは奇跡だった ストライプの海さえ 知らなかったラストシーン 青くて バスで出かけたいのと 君は言ったけど 二人だけの風欲しくて 僕はバカだね 繋ぎたい手の平 ハンドルが邪魔した かっこつけたサングラス ここだよ アクセル踏む数だけ 遠ざかってゆく あの日の空 ここだよ 雲ひとつない気持ち 窓を開けて逃がした おもかげさえ追えなくて 会いたい どうして 気づけなかったんだろう 好きが君を見えなくしていた さよなら 終わりのないさよなら ストライプの狭間で 走り続け呟いた ここだよ