簡単なことだ ここに神様はいない 僕らがいるだけ まぁ空っぽよりはいいか いつか見た夢よ ずいぶん小さくなったね 戻らない日々を嘆くのは 僕が大きくなった証拠かな 宇宙の黒色が 海まで下りたら またたく砂が降る この星の全部が 砂に埋もれてしまったら なにもかも逆さまにしたあとで やりなおせたりしないかな ガラス張りの空の外に届かない声も 僕のような誰かには気づいて欲しい 単純なことさ 完璧な透明はない 少しの希望で 過去の傷を隠していいよ いつか見た夢と はなればなれになっても またどこかで出会えたりして それまで忘れないでおくよ 誰も僕を知らない場所 過去も未来も白紙なら 僕の中でいじけてる君に もう一度かまってあげたい この星の全部が 砂に埋もれてしまったら なにもかも逆さまにしたあとで やりなおせたりしないかな 意味のない空想を 僕はまだ描けたんだな 海の向こう 遥か未来 どこへもゆける 宇宙という砂時計を眺めていよう