ステージの上から懐かしい貴方の 顔を見たお元気そうで 梅雨入りの季節は 洗濯のタイミングと 着る服に困りますね アンコールがまだ鳴り響く 僕は少し照れながら スポットライトの光であなたを探す 鳴り止まない拍手の音が 今も耳鳴りのように消えない どんな季節でも季語はあなた 初夏と熱線、 蒸し暑い夜には あなたの冷えた肌が 恋しくなって 虫の声も遠く 出番後の劇場裏の 喫煙所から見た世界中 スタンディングオベーションの 夕焼け ステージの上から 懐かしい貴方の 顔を見た 夢を見た ステージの上から 懐かしい貴方の 顔を見た 僕は歳をとりました 乾杯!この街も あなたも変わったことも 冷えたビールで 気づかなかったふりをします 交番の前 中華屋の横 歩く歩く歩く 僕はうまくやっていきます ステージの上から 懐かしい貴方の 顔を見た お元気そうで