白い粉雪が舞い降りて 僕の手のひらで今消えた キラめく街の灯りは まるで真冬の蛍のようで 悴んだ手を握りしめて 諦めかけた夢に そっとまた息を吹きかけて 温めなおすように生きる 今 君に伝えたくて この道を歩いて来たんだ 粉雪が舞う 冬の街路樹 鐘が響く夜に だからもう迷わないよ 君がいれば他に何もいらない 一分一秒 信じる力よ もっともっと側に来て キスをしようよ 夜が来て朝が来るように やがて春もまた訪れる いつかサヨナラが来るのなら いっそこのまま冬でいい 時に空は悲しすぎて 押しつぶされそうになる だから君の名を呟いて 強くなりたいと願う その声が その瞳が この胸の奥を締めつけるよ 涙は溢れ頬をつたうよ 君を想うだけで 雨の日も 嵐の日も 君がいれば世界は色付いてく 肩を寄せ合い歩く坂道 ずっとずっと離れない 二つの足跡 こんなに優しく こんなに激しく 冬の空が全てを銀色に染めてく 今 君に伝えたくて この道を歩いて来たんだ 粉雪が舞う 冬の街路樹 鐘が響く夜に 何度でも 何度でも 届くまで叫びつづけるから 子供の頃覚えた シンプルな言葉さ もっともっと側に来て 君が好きだよ