暗い葛藤を失くして腐った心臓 裁くべき大罪を探して彷徨っている 肥大する自我とこびりついた道徳 誰も彼もこの目に醜く映っていく 敬虔さに及ばない 真実に価値などない 背信には制裁を執行せよ 篝火よ 犇めく影をさあ照らせ 秩序の威を借りて 刻まれた習性に蒔いた種が今 身を蝕む罪を咲かせていく 実っていく 重い代償を残して謳った信仰 跳ね返った憎悪 不条理 存在しない例外 糾弾の最中に突き刺さった視線 今宵もまたこの世は 火種を求めている 祭壇はいつも灯って 生きる意味を与えていった これは正しいのか? これが望む世界か? 見失った全てを今 篝火よ 犇めく影をさあ照らせ 正しさに酔ったって 目に映る全てに意味があることなど 初めから知っていただろう 同胞よ その手の槍を今翳せ 秩序の威を借りて 刻まれた習性が繰り返す罪は 欲へと捧ぐ餌を肥やしていく 繋がっていく 断ち切って自由へと 歩んでいけると 資格無き理想を託したまま