原罪と踊っている 世迷言に縋っている 寵愛偏っている 神へと問う 何故 見ているのなら 限界近づいている それでもまだ踊っている 境界燻っている 奇跡を待つ 待つ 待つ この世界はそう 抜け出せない牢 残ったのは錆び付いた心臓 凄惨な今日繋ぐ鼓動 それに何の価値があるのだろう? 廻りだす救済のルーレット 祈ることすら投げだした僕らへ罰を 無惨に最上の幸福を見せつけては 呼吸を止めることさえも奪って 天災蔓延っている ここに生まれ祈っていた 神体が光っていく 呪いを断つ 断つ 断つ 教会潤っていく 神父達が笑っている 様態似通っている 僕らはまだ まだ救われない 祈りに想いの全て込めて捧げよう この身が朽ちようとも ここで生きよう いつかはきっと 僕らに救いが訪れよう 誓ったのにもう ほら次々と いなくなっていくのは何故だろう? 狂いだす救済のルーレット 考えることもできない 僕らの生を嗤った 妄言のヴェールが剥がれ落ちて 信仰と地に落ちていく 希望の灯はとうに消えた これが僕らへの報いだ 原罪に倒錯していた 答えはもう分かっている 停滞を望んでいた 神などいない なら ここで――