煌めく空は瞳を揺らして あなたとの時間映し出す これで終わりなんだと 噛み締めて 溢れ落ちた 気持ち掬った 転がるビー玉 そっと 手に取り あなたとの時間映し出す 汗ばむ季節に 空を仰いで そっと木陰に座り込んだ ああ 思い巡る 日々に縋って あの日見た笑顔の あなたはいないのに 震わせた 唇 隠せない まるで 葵の花のように色づく 「終わらせないでよ」 届かない メッセージ 空に浮かんだ 花火に掻き消された 夜 煌めく空は瞳を揺らして あなたとの時間映し出す これが最後なんだと 噛み締めて やっとたどり着いたはずなのに ああ 光放つ 日々に戻って あの日見た笑顔の 私はいないのに 滲ませた 眼差し 隠せない まるで 時が止まったように見惚れる 「終わらないでよ」届かない メッセージ 空に浮かんだ 花火に掻き消された 夜 震わせた 唇 隠せない 夏の匂いが 運ぶ 蜃気楼 揺れる 覚えている 心も身体も 触れた手のひら 伝わる 愛しい温度 さよならだけじゃ 忘れられないのに 空に浮かんだ 花火に掻き消された 夜 確かに知った 色褪せない 永遠の夏