風のうわささ ただの独りよがりじゃないのなら 話を聞いているのは誰 ままの言葉さ 壁に唾を吐いて 見せたつもりだなんて やさしさがばれてる まだ知らない まだ知らない からっぽの砂の器から わたしじゃない誰かの声がする ただ知りたい ただ知りたい あなたのことを昔から わたしじゃない誰かが知っている 肌のぬくもり やせて傷がついた胸のかたち 今でもあざとく覗いてる 悲しみたい 悲しみたい あわただしさの隙間から まだ知らない誰かの声がする ただ知りたい ただ知りたい あなたのことを昔から わたしじゃない誰かが知っている